抄録
本研究では,研究1として,地方都市圏にある私立認定こども園に在籍しており,実際に特別な支援を要していたり,行動などが「気になる」と保育者が感じていたりする特別な支援を要する子供の人数と在籍率,支援ニーズなどを年齢別に調査する。また,研究2として,認定こども園の0~2 歳児クラスに在籍する特別な支援を要する子供への「認定こども園版通級指導教室」を開設し,早期集中型療育システムを構築する。通級指導教室では,子供への言語,遊び,適応行動の指導などを行う。同時に,保護者が家庭での療育スキルを獲得するための,ペアレント・トレーニングを行う。さらに,コンサルテーションを子供のクラス担任に行い,通級指導教室で行ったスキルが集団で般化しやすいようにする。この「認定こども園版通級指導教室」を開設し,早期集中型療育システムを構築した効果を検討する。
本文言語 | 日本 |
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ページ(範囲) | 175-178 |
ページ数 | 4 |
ジャーナル | 発達研究(公益財団法人 発達科学研究教育センター紀要) |
巻 | 38 |
出版ステータス | 出版済み - 2024/06/20 |