抄録
本研究の目的は,読み手のニーズに合うような,簡易で科学的根拠が明確であり,十分な効果をもたらす速読トレーニングを開発し,その効果を実証することであった.本研究で実施したトレーニングは,いずれも,1日約5分のトレーニングを1週間行うものであった.視野のトレーニングについては,既に,1週間で約30%の読み速度上昇効果があることが実証されているが,先行研究のトレーニングを改定したところ,読み速度を約50%上昇させることができた.また,黙読時に頭の中で文章を音声化するという内声化を減少させるトレーニングを追加したところ,読み速度を約60%上昇させることに成功した.
寄稿の翻訳タイトル | The effects of vision and inner speech training on reading speed. |
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本文言語 | 日本 |
ページ(範囲) | 45-48 |
ページ数 | 4 |
ジャーナル | 日本教育工学会論文誌 |
巻 | 39 |
号 | Suppl |
DOI | |
出版ステータス | 出版済み - 2016 |
外部発表 | はい |