一対比較評価に関する一考察(研究ノート)

研究成果: ジャーナルへの寄稿Letter

抄録

AHPで直感や経験を数値化する為に利用される一対比較について一つの検討考察を行った。一定量の相対的な重要度比率で考える事が多いが、本稿では評価基準を多くしすぎる影響について簡単な例を用いて検証を述べた。数値の値が高い点であれば高評価で僅差であればほぼ同格と見なせるのであれば同じ問題を評価した結果を受け入れられるかどうかは微妙になる。AHPで一番重要な階層図を考える際に評価基準の個数は評価基準の勿論このペア比較対象となりうる個数は7個迄, 多くても9個以下が望ましいとされており、ある程度絞らないと得られた結果を本人が受け入れにくくなってくる事に繋がりやすい。ただ比較対象が多ければ多い程積み上げ計算しても分散されるのは明らかである故、評価基準を絞った方が良い事を例で説明をした。
本文言語日本
ページ(範囲)299-309
ページ数11
ジャーナル富山大学紀要.富大経済論集
第66巻
第1・2・3合併号
出版ステータス出版済み - 2020/12

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