Gタンパク共役型受容体クロストークによるシナプス可塑性と学習の制御

プロジェクトの詳細

説明

培養マウス小脳プルキンエ細胞を用いた電気生理学的解析により、リガンドを受容したアデノシン1型受容体A1RはG_タンパク質非依存的に1型代謝型グルタミン酸受容体mGluR1のグルタミン酸感受性を低下させ、mGluR1が誘導する小脳長期抑圧を阻害することが示唆された。マウス個体を用いた行動学的解析においては、B型γアミノ酪酸受容体GABAbRを活性化させると、小脳長期抑圧依存的運動学習が促進された。以上の結果は、脳髄液中の神経変調因子を受容するA1RやGABAbRがmGluR1を機能修飾してシナプス可塑性と学習を制御する可能性を示唆している。
ステータス終了
有効開始/終了日2008/04/012010/03/31

フィンガープリント

このプロジェクトで扱った研究トピックを検索します。これらのラベルは、プロジェクトの研究費/助成金に基づいて生成されます。これらがまとまってユニークなフィンガープリントを構成します。