従来の破壊力学に加え、2010年代から軸受損傷に取り入れられたダメージモデルは、基本的に均一応力場に対して研究されてきたものであるため、表面・内部ともに応力が均一にはならないトライボロジー損傷の接触問題では、その適用が困難でなる。つまり、トライボロジー損傷では、領域設定を変えると応力そのものが変わってしまう問題が生じている。そこで、材料構造の解析に取り入れられ始めた数理解析や画像解析手法を用いて、せん断応力範囲の領域をもとめ、実験的に主応力(引張応力)の優位性を除外する方法を用いて、破壊に対するせん断応力の閾値の力学的説明を行う。