概日リズム制御を受ける遠隔記憶形成システム

プロジェクトの詳細

説明

Outline of Research at the Start

哺乳類の高次脳機能と概日リズムとの連関は長い間示唆されてきたものの、そのメカニズムに関してはあまりわかっていない。研究代表者らは、マウスの空間学習の時刻によって、記憶を維持する能力 (遠隔記憶) に違いがあることを発見した。さらに、この機構には、申請者が発見した概日リズム出力因子 SCOPと、遠隔記憶形成能を持つ7位水酸化ニューロステロイドが関与していることも見出している。これらの事実を基盤に、本研究では、分子レベルから個体レベルまでの統合的な解析(標的分子同定、スパインリモデリング、遠隔記憶解析など)を行い、概日時計が遠隔記憶形成能をリズミックに制御する仕組みを明らかにする。

ステータス終了
有効開始/終了日2021/04/012024/03/31