国際公共財の自発的供給と所得・生産要素の分布に関する理論的研究

  • Nakamura, Kazuyuki (PI)

プロジェクトの詳細

説明

その便益が国境を越えて波及し,非競合性と非排除性を持つような財を国際公共財と言う.公共財の自発的な供給に関する研究では,均衡における公共財供給量が所得分布からは独立であるという公共財の中立命題が広く知られている.本研究は,中立命題を国際貿易モデルの中で再検討することによって,その主張の一部が修正されることを示した.さらに,国際的な公共財の自発的供給という視点から,越境汚染が存在する場合の資源配分や不完全競争市場における途上国への技術移転の厚生効果を考察した.
ステータス終了
有効開始/終了日2008/04/012011/03/31

フィンガープリント

このプロジェクトで扱った研究トピックを検索します。これらのラベルは、プロジェクトの研究費/助成金に基づいて生成されます。これらがまとまってユニークなフィンガープリントを構成します。