Abstract
オンラインで行った上級レベルの日本語学習者を対象とした漢字の授業において,グループでの練習活動として取り入れた漢字の4 択クイズ作成の実践を報告する。その日に学んだ漢字・漢字語を用いて適切な読みと漢字表記を4択で選ぶクイズをグループで作成するという活動を行ったところ,自分たちで教科書や辞書で調べながら円滑に練習を進められていた。学習者が作成したクイズの分析および学習者への聞き取り調査を通して,読みや字形が似ていたり複数の読みや特別な読みを有していたりするなど間違えやすい漢字を選び,選択肢を作成していることが窺われた。学習者が作成したクイズは完成度も高く,そのまま復習用小テストとしても利用できた。漢字クイズ作成は,学習者の様子の把握が難しいオンライン授業においても取り入れやすい練習活動であることを述べた。
Original language | Japanese |
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Publisher | 富山大学国際機構 |
Number of pages | 9 |
Volume | 4 |
ISBN (Print) | 2434642X |
State | Published - 2022/03 |