野生生物の保護・管理等に係る制度の調査 (普通種の保全と遺伝的多様性保全):オーストラリア(環境省請負調査)『令和5 年度 諸外国における環境法制に共通的に存在する基本問題の収集分析業務報告書 諸外国における野生生物の保護・管理等の調査』

Research output: Working paper

Abstract

オーストラリア国民は動物保護に対して関心が高く、1990年にすべての固有の動物相を保護し、絶滅危惧種の識別と保護を規定する「環境・生物多様性保全法(EPBC法)」が成立した。現在では651種の動物相と1,452種の植物相(2024年2月29日現在)が絶滅危惧種等として保護されている。
まず、その根幹となっているEPBC法は、国家的に重要な遺産、動物、植物、生息地および場所を保全している。保全すべきものを明確にするために、さまざまなリストを用意している。このリストに記載される種(絶滅危惧種等、生態学的コミュニティ、脅威となるプロセスとして指定すべきもの)は、国民(団体含む)から公募推薦される仕組みになっている。等
Original languageJapanese
Publisher公益社団法人 商事法務研究会
Pages75
Number of pages100
Volume1
StatePublished - 2024/03/31

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