第2部2.カナダにおける条件不利地域のおよび/またはコミュニティベースでの自然環境を保全するための試み(環境省請負調査)

Research output: Working paper

Abstract

人口減少社会における支援を保全する仕組みおよび国際的に注目されてきているOECMs (Other effective area-based conservation measures)の調査である。カナダにおける中山間地域の支援環境保全について調査したものである。カナダは、人口は減少していないが、増加している分は移民の流入が多く、また、現在は州有地であるとしてもともとは「先住民の土地」であったわけであるため、土地の利用には現在の所有者に加えてその前所有者を含む先住民の意向も汲み取る必要がある。それゆえ、いくつかのグループが存在しそれらの意向を汲み取り意見調整する必要があると言え、「ステークホルダー」という用語が多く用いられる。カナダにおける、民間保護地域(PPA)、林業・林産業の概要、コミュニティー・フォレストリーとファミリー・フォレスト、ナショナル・ヒストリック・サイト(NHS)制度、(システマティックな森林政策を行う)オンタリオ州の取り組み、ブリティッシュ・コロンビア州(BC)州における農村空間の商品化、ケベック州のZEC(Controlled Exploitation Zones)等を調査した。
Original languageJapanese
Pages69-106
StatePublished - 2020/03

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