Abstract
男性オストメイトのセクシャリティを明らかにし、夫婦の関係性から性機能障害を持つ男性オストメイトと配偶者への援助を考える指標にする事を目的に70歳未満の男性オストメイト13名に面接調査を行った。その結果、男性オストメイトのセクシャリティを表すものとして、【不安定な自己観】、【現状を受け入れる】、【夫婦の絆】、【支えとなるもの】、【性行為について話し合うことの困難】、【夫婦の親密性の揺らぎ】、【性行為への思い】、【性行為への価値観】の8つのカテゴリーが抽出された。夫婦の関係性は、性機能の変化によって変化することは無く、むしろ妻からのサポートによって夫婦の絆は保たれていた。今後は、オストメイトをサポートする妻の言動を促進するような教育が必要である。また、性の悩みや相談の表出を敏感に察知し、オストメイトと妻の代弁者となって夫婦間の調整を行うことが必要である。
Translated title of the contribution | Sexuality and marital relationships of male ostomates |
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Original language | Japanese |
Pages (from-to) | 59-68 |
Number of pages | 10 |
Journal | 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 |
Volume | 23 |
Issue number | 3 |
DOIs | |
State | Published - 2007 |
Externally published | Yes |