Abstract
2011年3月の東北地方太平洋沖地震では,防潮堤などが壊滅的な被害を受けたため,復旧および復興では, レベル2の津波に対して“粘り強い”防潮構造とすることが命題とされた.現在,大型ブロックを敷設した三 面張構造および裏法先の地盤改良による工法などにより復旧が進められている.しかし,筆者らの現地調査に おいて,ジオテキスタイルによる補強盛土などにおいて,津波に対する耐侵食性があった事例があり,盛土あ るいはその補強により“粘り強い”を確保、向上できる可能性が示唆されている.そこで,本研究は,盛土を 防潮盛土として活用するため,被害例からの知見の提示し,造波水路を用いた盛土の越流実験を実施すること により,盛土の耐侵食性およびその向上のための補強構造の技術的可能性を報告する.
Translated title of the contribution | HARDWARE MEASURES TO ADVANCE TOUGHNESS OF EARTH BANK AGAINST TSUMAMI FLOOD |
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Original language | Japanese |
Pages (from-to) | 259-264 |
Number of pages | 6 |
Journal | ジオシンセティックス論文集 |
Volume | 28 |
Issue number | 0 |
DOIs | |
State | Published - 2013 |
Externally published | Yes |