Project Details
Description
地球温暖化が進行する中で、生物の遺伝的多様性を保全することが重要視されているが、生物の具体的な環境適応形質の遺伝子や突然変異までその実態を把握し、将来の環境変化に対する進化的応答を理解しようという試みは未だ進んでいない。本研究では積雪環境への明瞭な適応形質であるニホンノウサギの冬季の毛色二型を研究モデルに、日本列島を舞台とした過去の気候変動の下での遺伝的多型の維持機構を解明する。更にそれに基づいて、今後の温暖化による影響も予測し、長期モニタリングを開始するための実験手法の開発も行う。
Short title | ノウサギ毛色 |
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Status | Active |
Effective start/end date | 2023/04/01 → 2026/03/31 |